タロスの原理のVR版をクリアしました
タロスの原理 (原題: The Talos Priciple) という一人称視点パズルゲームがあります。一人称視点パズルゲームってのは雑に言うと Portal みたいなもんです。新しいゲームというわけではなくて発売は7年前、私も6年パズルを中途半端で放置してました。それを何故急に腰を上げてクリアなんぞしたのかと言うと、これが VR ゲームになって帰ってきてたからです。
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世界観
プレイヤーは Portal とは違ってロボットです。VR モードで遊ぶと手しか見えないので分かりづらいですが、あなたはロボットとして世界に顕現します。そして天の声「エロヒム」があなたを「我が子」と呼び導きパズルへ挑ませます。レンガや石造りの西洋風の廃墟の中でステージのギミックを色々使ってステージのゴールにあるアイテム（印章）をゲットします。時々コンピュータ端末の向こうから話しかけてくる何かがいたり、哲学的問答をふっかけられたりしつつ、世界の真理へと近づいて行くゲームです。
美しい景色
このゲームのVRとしての良いところは何たって景色が良いこと。あなたを驚かしてくる怪物とかは出てきませんし、突然現れる敵に急いで対処する必要もありません。ちょっと高いところに上ったりすることがあるくらい。画質も古いゲームながら違和感を覚えることはなく見惚れるのに十分です。
思い出補正による「画面の中に入ったような体験」
私は VR 化前のタロスの原理も途中まで遊んでました。綺麗な景色だと思いつつも、途中で放置しちゃってたんですが。それでも綺麗な景色の記憶はありますし、序盤のパズルで悩んだ記憶もあります。「あの頃画面の向こうだった場所に今立っている」この経験は本当に得難いものです。もし、タロスの原理を数ステージでもやったことがある人がいるなら、VR 版も手を出してみることをおすすめします。
ゲームとして
純粋にパズルゲームとしても割とよく出来ていると思います。「世間」には疎い私ですけど、DLC 出たり VR 化されてるということは客観的にもそれなりの評価を得てると言えます。パズルもちゃんと試行錯誤や閃きで解けるようになってます。ただ、一箇所だけ★集めでパズルじゃなくクイズになってるところがあってそこだけ惜しかった*1けどそれ以外はパズルとしてとても面白かったです。
そもそも本質的に一人称でパズルをするのは楽しいんですよ。だって迷路だって紙の上でやるより一人称で探索する方がワクワクするでしょ？ その上でアートワークもしっかりしてるんだから楽しくないわけがない。そういうわけで VR 無くてもおすすめです。
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UIの問題
このゲームは音声 UI 共に日本語に対応していますが……、私の環境ではボタンに書かれた文章がボタンからはみ出してとなりのボタンと重なっていたり、字幕と台詞がずれていたり*2といったことがありました。ゲームの進行に差し障りがあるほどではないですが、読めるなら英語 UI で遊んだ方が良いかもしれません。ただ、音声はそれでも日本語を選びました。結構吹き替えがいい感じなので。林原めぐみさんとかでてくるので。
クリアして偉い
とりあえず全部のステージと全部の★を集め、3つのエンド（これで全部かは知らないけど）を確認できたので満足です。一度投げ出しちゃったゲームに再挑戦してクリアしたというのもやり遂げた感上昇ポイントですね。
ただ、VR 版は DLC 等追加コンテンツも付随しててそっちはノータッチなので、まだまだやることはありそうです。あと見逃してるイースターエッグも結構あるっぽいのでそれも巡回したい。
関係ない話
それはそうとこのゲーム同様景色を楽しめる VR ゲームとして ETS2 (Euro Truck Simulator 2) もやってます。本来は VR ゲームではないんですが、ベータ版として VR 版が配布されてて、美しいヨーロッパの景色を眺めながら延々と運送業をするゲームになってます。ハンドルコントローラーをセットして HMD を被って遊ぶと本当に運転している気分になれて最高です。
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ただこう、一人で延々と運転しているだけだと若干孤独感があるので配信とかをしていこうかなと思ってます。以前やった時は脇見運転になるせいでコメントを見逃すということが分かったので、なにがしか音声通知システムを組んだ上でまたやっていきたいなと思う所存です。
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